『ドイチェ・ヴェレ』は14日、世界スパコンランキングを米国が占めていた時代はじきに過去のことになると論じた。BBCによると、4カ月前、米国は169対160でスパコンの台数で中国を上回り世界一だった。この逆転は中国の研究・開発への投資増加を反映している。最新の研究によると、中国の研究・開発面への投資は世界の20%を占める。
張雲泉氏は中米のスパコンランキングにおける変化について、「このような状況が生じたのは、中国の人工知能分野のスパコンが多くランクインしたためである。国内の人工知能ブームにより、インターネット会社は人工知能分野のスパコンに力を入れている」と話した。その一方で、「このような状況を楽観視してはならない。科学コンピュータの台数を見ると、中国は米国ほど多くなく、中国は主にインターネット分野のスパコンにより成長している」と強調した。
しかし2018年下半期から2020年まで、米国は大型スパコンの性能で優位に立つとみられる。この期間、中国には新しい大型機械の開発計画や、「太湖之光」のアップグレード計画がなく、「天河二号」はアップグレード後も演算速度は90P前後である。2018年下半期に米国は演算速度150P以上の新スパコンを少なくとも3台発表し、速いものは200Pを超える可能性がある。そのため、ランキング上位は米国に奪われ、中国は数で引き続き優位に立つとみられる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月15日