11月15日、中国からの借入金を使ったエリトリアのHirgigo発電所拡張プロジェクトの完成式典が、同国沿岸都市のマッサワで開かれた。同発電所は、エリトリア唯一の大規模発電所だ。
中国とエリトリア政府の承認を経て、中国輸出入銀行は、発電所拡張と発電設備2機(各23メガワット)増設に9800万米ドルを提供。拡張プロジェクトの着工は2015年5月で、請負業者は上海外経集団。2017年5月には、発電設備の全体調節、性能測定などを終え、同年10月に連続ゼロ故障信頼性運行試験をクリアし、エリトリア側の使用条件を満たす状態で引き渡された。拡張後の発電所は再び活気を取り戻し、エリトリアの電力逼迫を大きく緩和し、首都や地方都市の生活用電力を支えている。
11月17日には、中国国電集団公司が手がける竜源南アフリカ・デュア風力発電プロジェクトが竣工した。これは中国国有発電企業がアフリカで初めて投資、建設、運営を一体的に手がける風力発電プロジェクトとして、アフリカで中国の風力発電企業が「エコ名刺」のアピールに成功し、中国が進める風力発電の「走出去(海外進出)」においてマイルストーンの意義を持つ。デュア1期工事と2期工事はそれぞれ、北ケープ州デュアの南西25kmと北東75kmに位置する。竜源グループにとってこのプロジェクトは非常に価値あるもので、風力発電設備計163基、総発電容量240メガワットの南アフリカ最大規模となり、経済と生態に及ぼす効果は大きい。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月23日