米ニューヨークにあるStadium Goodsの店舗でお客さんが商品を選ぶ。現在、同社の年間売上高の15%は天猫(Tモール)オンラインショップからもたらされている。
2017年、中国の電子商取引企業が再び1日当たり売上高の記録を更新する一方、大洋の対岸で米国の小売業が真冬を迎えていた。米『ビジネス・インサイダー』ウェブサイトは、全米で6400店余りが閉店する見通しを伝えた。かつて米国商業の象徴だった大型ショッピングセンターは、驚くほどの速さで閉鎖が進んでいる。
「この世界は変わった」。百貨店のメイシーズ・CFOのカレン・ホギット氏は最近、「10年前に私たちが中国市場をみた時、多くの店舗を開設したいと思った、。10年後の今、インターネットと全てのチャネルを検討している」と話した。
インターネット、ビッグデータ、クラウドコンピューティングのスタートラインに立つ米小売大手各社は、変化に対応する処方箋を、商業変革の最前線にいる中国の「新リテール」の教室で学ぶなければならないと強く認識している。