ベトナム社会科学院中国研究所の元所長、ド・ティエン・サム教授は、「如何にして社会主義市場経済を確立し、社会主義法治国家を建設するかなど、中国第19回党大会の理論的革新から我々は様々な啓発を受けた」と評価。新時代において中国とベトナム両国は協力を強化する必要があるとの認識を示した。
第19回党大会報告では「新たな発展理念を貫徹し、現代化経済システムを構築する」との方針が打ち出されたが、今フォーラムではこの現代化経済システムとは何か、如何にしてこれを構築するのについても、識者らの間で熱い議論が展開された。
中国社会科学院当代中国研究所の武力副所長は、「中国は2035年までに現代化をほぼ実現し、2050年までに全面的に社会主義現代化強国を築き上げるという目標に向け、イノベーション型国家の建設を急がねばならない」と指摘。イノベーションは成長を促す最大の原動力であり、現代化経済システムを構築する上で戦略的な支えとなるものだとして、早急に先頭に立つ必要があると訴えた。