知的所有権が中国経済のモデル転換・グレードアップを促進
報告は、重要な無形資本として、中国の特許申請件数は大幅に増加し、中国メーカーの市場シェアは上昇し、知的所有権に頼って国際競争に加わる優秀な企業が出てきたと評価。
賀化氏によると、グローバル化の過程で、中国メーカーは特許申請に力を入れている。今年上半期だけで、中国の申請者が国家知的財産権局を通して行ったPCT国際特許申請は2万1200件に達し、前年同期比16%増加した。
ZTEの知的所有権部門責任者の申楠氏は、「知的所有権はZTEがグローバル化競争に参与するうえで基礎と優位性であり、同社は6万8000件の世界特許資産を有し、2万5000件の特許を保有する。これらの特許を生かし、ZTEは国際5G標準の導入に着手し、通信分野で追いかける立場からリードする立場に変わった」と話した。
知的所有権という目に見えない力は、中国経済のモデル転換・グレードアップの大きな原動力になっている。広東省仏山市で開かれた第22回全国発明展覧会で、中央軍事委員会装備発展部国防知的財産権局の楊建兵副局長は、第1期国防2452項国防機密解除特許情報を発表し、「今回発表した国防機密解除特許にはIT、生物・環境資源、新材料先進製造と自動化技術、エネルギー技術など多くの分野が含まれ、軍民融合は中国経済のモデル転換・グレードアップの新たな原動力になるだろう」と語った。
全国政治協商会議常務委員で中国民主同盟中央副主席の徐輝氏は、「中国は新技術と新成果の実現の加速し、新モデル、新業態が絶えず生まれている。イノベーションがけん引・後押しする経済体制と発展モデルが迅速に形成され、知的経済の時代が到来した」と話した。