特許の質と知的所有権の保護に尽力
国家知的財産権局の申長雨局長によると、中国は近年、世界で最もイノベーション力のある経済圏の1つになった。中国は特許の質と知的所有権の保護に力を入れ、知的所有権制度で利益を得る革新者が増え、司法保護と行政保護も絶えず強化されている。イノベーション発展の良好な関係を作るため、国家知的財産権局は知的所有権保護作業の構造を構築した。2016年だけで各裁判所が扱った知的所有権民事案件は13万件に達し、全国の特許、商標、版件関係の案件は8万件を超え、各種の権利侵害行為の取り締まりに力を入れた。
賀化氏によると、『国務院の新情勢下での知的所有権強国の建設加速に関する若干意見』、『“十三五”国家知的財産権保護と運用計画』などは特許の質向上について明確に要求している。国家知的財産権局は特許の統計規格とデータ発表方法を改善し、全社会の特許の質への関心を高める取り組みを行っている。特許分野の中国政府が授与する最高賞「中国専利賞」を例に挙げると、以前より特許の質の向上に目を向け、技術の先進性、特許運用による実際の効果と経済・社会発展、業界発展への貢献を重視している。
賀化氏は、「2012年以降、中国専利賞は100件の金賞を選出した。航空・宇宙から衣食住交通にいたるまで、これらの商品の驚異的実績は知的所有権の価値の高さを証明している。売上高は6221億元、利益は1317億元増加し、知的所有権の経済成長への寄与度は高まっている」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年12月23日