農産品を例にとると、自由貿易協定の実施に伴って、消費者は一年、四季にわたって多くの産地から来る、品質が良く・安い農産品を賞味することができる。例えば、アセアンのドリアン・レイシ・ドラゴンフルーツなどの熱帯果物の輸入関税は従来の15%―30%から、ゼロ関税となった。
また、アイスランドのサーモンの輸入関税は10%ー12%からゼロに、グルジア、チリ産ワインの輸入関税は14%ー30%からゼロになり、ニュージーランドの牛肉、粉ミルクなどの特殊農産品の関税が大幅に引き下げられた。
工業製品を例に見ると、スイス一部化粧品の関税がゼロになったほか、一部腕時計の関税も50%下がり、数年後はゼロとなる。韓国の冷蔵庫・電気炊飯器・マッサージ機器・美容機器などの製品の輸入関税が40%下がり、数年後はゼロとなる。また消費電子製品などの関税も大幅に下がった。