メーカー別に見ると、華為の第3四半期のスマホ1台あたりの利益は15ドル、利益ベースのシェアは4.9%で、前年同期の3.3%を上回った。OPPOの1台あたり利益は14ドル、利益ベースのシェアは4.0%で、前年同期の4.2%より縮小。Vivoの1台あたり利益は13ドル、利益ベースのシェアは3.1%で、前年同期の3.7%より縮小。小米(シャオミ)の1台あたり利益は2ドル、利益ベースのシェアは41%だった。華為は3位につけ、国産携帯電話で最高位となった。
アップルは閉鎖システムで高利益を実現
iPhoneの1台あたりの平均利益は国産携帯電話の14倍に達する。では、これほど差があるのはなぜか。『通信世界全媒体』の劉啓誠編集長は記者に対し、アップルの利益が高いのは、「ブランドのプレミアムの高さ」「供給業社との価格交渉力の強さ」「iOSが閉鎖的」の3点が主な要因だと話す。
劉啓誠氏は、「長年にわたり、アップルの商品は口コミがよく、ユーザーに認められている。iPhoneの利益が高い理由はまず、定価が高く1台5000限前後すること。さらに、販売台数が多く、自然と利益も高くなる。コスト面で、アップルは供給業社と良好な関係を築き、コスト削減、量産化、スピーディーな生産が可能である。これはアップルが商品管理に厳しい上に、量産するため、世界最高クラスの材料を調達できるためである。また、アップルは材料費をすぐに支払い、供給業社との関係を促進した。そのほか、アップルの閉鎖的なiOSはAppストアに利益をもたらしている。国内メーカーにはこの面が欠けている」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月12日