■需給構造の改善が持続。消費が経済成長の主な原動力となり、2017年の消費支出の対GDP寄与度は総資本形成を26.7ポイント上回った。第3次産業付加価値の対GDP寄与度は前年より1.3ポイント拡大した。
■開放的な新たな枠組み構築が加速。対外貿易はここ2年の低迷を脱し、2017年は14.2%の高成長を実現、輸入と輸出は一段とバランスがとれた。年間の外資導入規模は8700億元を超え、過去最高を更新、「一帯一路」沿線国との投資協力が着実に推し進められた。
■民生面の充足感が高まった。都市居住者の収入の伸び率が1年ぶりにGDP成長率を上回った。CPI上昇率は1.6%と、物価の上昇率は緩やかだった。17年12月末時点の都市部失業率は5%を下回った。
「中国経済の活力・原動力・潜在力が様々な制約から解放され、安定性・協調性・持続可能性が顕著に強まっている。今後は中国経済の質と効果向上をめぐる段階的な変化の特徴が益々明らかになるだろう」と、国家統計局の寧吉喆・局長は評価した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年1月19日