ますます高まる革新活力
特許出願件数の増加は、革新の活力がますます高まっていることを背景としている。革新に長じた欧米諸国が東方に目を向け始めているのはこの活力のためだ。
米隔週経済誌「フォーブス」のウェブサイトはこのほど、全米研究評議会のデータを引用し、中国がすでに、世界第二の研究開発国に躍進したと伝えた。中国の研究開発費が世界の総経費に占める割合は20%で、トップの米国の27%に次いでいる。中国は、急速に発展している世界の革新体系の中で、より中心的なポジションを確立しつつある。
2017年には、中国の科学研究が世界の舞台にたびたび登場し、話題となった。衛星「慧眼」が宇宙を漫遊し、大型旅客機「C919」が青空を飛び、量子コンピューターの開発が成功し、「海水稲」の収穫評価が行われ、初の国産空母が進水し、深海グライダー「海翼」が深海観測を行い、海域メタンハイドレートの試験採掘が初めて成功し、洋山4期自動化埠頭が正式に開港し、港珠澳(香港・珠海・マカオ)大橋の主体工事部分が全線で開通し、高速鉄道「復興号」が中国の広大な大地を走った。「世界は再び、中国人のすさまじい創造力がほとばしるのを見た」
特許出願件数の増加にせよ、重大研究プロジェクトのブレークスルーにせよ、その意義は科学技術のレベルにとどまるものではなく、社会経済全体の発展に巨大な原動力を与えている。中国が高め続ける革新の活力と科学研究の実力は今後、経済成長の持続的な推進の重要なエンジンとなるだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月21日