▽旅行や娯楽文化への支出が上昇
人々の生活レベルが向上するのにつれて、春節期間中、人々はすでにお腹いっぱい食べたり、新しい服を手に入れるといったスタイルから、旅行や精神的な満足感を得るための娯楽を通じて祝日を過ごす人がますます多くなってきている。
国家観光局データセンターによれば、今年の春節期間における観光客数は全国延べ3億8600万人に達しており、前年比12.1%増を実現。また観光収入は4750億元で、前年比12.6%の増加を実現している。
銀聯の報告によれば、過去3年間において海外旅行を選ぶ中国人観光客は海外の美しい風景を楽しむのと同時に、その地域特有の文化ショーなどを通じて海外文化を体験することを好む人がますます増加しているとしており、これは消費体験の更なる促進を意味している。
▽人々のニーズは食品や衣服から娯楽へ変化、消費レベルのアップグレードを反映
人々は今では単に爆買いするのではなく、品物の質も重視し始めている。例えば、「春節の消費明細」において、これまでの鶏や鴨、魚や肉だけでなく、様々なシーフードなどもまた「標準装備」の中に加わるようになってきている。
ECプラットフォームはこうしたトレンドを敏感に捉えており、淘宝は数多くの老舗ブランドと提携して21種類の特製贈答品を消費者に提供し、消費者の質へのこだわりに応えた。また京東はニュージーランド産のキウィや、タイ産のブラックタイガーなどの輸入食品を用意し、消費者に各国のグルメを提供した。