アナリストは、無人小売店は通常、面積が小さく、商品の種類も限られ、消費者の欲しいものが全て揃わないため、消費者が訪れない可能性が高いとの見方を示した。また、電子商取引やデリバリープラットフォームが大きく発展し、宅配を選ぶ人が増えるなか、外に出て無人コンビニで買い物をしようとする人がどれくらいいるのかも疑問としている。
上海市徐匯区にあるめん類専門店「無人面館」は昨年10月に開業し、大きく注目されたが、数日後に休業を余儀なくされた。西南初の無人スーパー「GOGO無人超市」も4カ月余りの営業後に一時休業となり、同じ企業の無人商品棚事業「GOGO小超」も休業を発表。ただ、責任者は、無人小売業の方式に問題があるわけではないと強調し、同事業に対する自信を示している。
メディアは、無人小売業が新たな業界の風穴になるかどうかは市場と時間による検証が必要だが、イメージはできるとの見解を示す。艾媒諮詢は、将来的に人工知能認証技術と特徴抽出技術が発展すれば、無人小売店が小売の中心的存在になる可能性があるとみている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年2月28日