生産能力削減の取り組みが着実に進むにつれ、石炭業界の需給パフォーマンスが良くなっている。2017年の全国原炭生産量は35億2千万トンで、前年に比べ1億1千万トン(3.3%)増え、2014年以降では初めて前年を上回った。
中国の石炭業界は、旧式の石炭生産能力を淘汰すると同時に、石炭企業の合併・再編と生産能力の削減・置換も進めた。質の高い生産能力の投入を加速し、石炭生産構造の最適化を図ることで、有効供給の質を向上させている。
生産能力削減の推進と供給の質向上により、石炭業界の収益も増えた。2017年の全国石炭企業(一定規模以上)主要事業収入は前年比25.9%増の2兆5400億元、利益総額は290.5%増の2959億3000万元だった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年3月29日