米メディアによると、中国は世界レベルの半導体産業育成に向け、外資を呼び込む考えがあるようだ。このアジアの国が次世代技術の覇権獲得をめざすのを米国が阻止しようとする中、こうした動きは意外感をもって受け止められている。米金融情報サービス大手のブルームバーグが25日付けで報じた。
同紙によると、中国政府は海外技術への過度な依存を減らす取り組みの一環として、プロセッサーの設計や機器製造などを手がける国内企業支援に向け、最大2000億元の資金を調達することを目的に、半導体産業に特化したファンド「国家集成電路産業基金」を設立した。
同ファンドについて、中国政府は25日、海外からの資金をも受け入れると発表。中国工業情報化部(工信部) の陳因チーフエンジニアは、同ファンドは2回目の資金募集を行っており、各企業の参加を歓迎する意向を明らかにした。