実際に、輸入拡大と貿易均衡化の推進は、中国がここ数年にわたり取り組んできた既定路線で、複数回にわたる輸入関税の引き下げと輸入基準の引き下げが行われた。統計によると、2015年は749品目、2016年は787品目、2017年は187品目の輸入関税を引き下げた。中国は今年、中国国際輸入博覧会を初めて開催する予定で、自主的に市場開放を進める重大政策と行動を示す。
中国国際経済交流センター副チーフ・エコノミストの徐洪才氏は記者に対し、関税水準の引き下げは間違いなく輸入の拡大につながると話した。自動車については、すでに多くの外国メーカーが国内に工場を建てているため、輸入関税の引き下げが国内自動車産業にそれほど大きな打撃にはならないと説明。自動車以外にも、例えば消費財、医薬など民生と健康に関連する製品の輸入関税が引き下げられるとの見方を示している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年5月7日