次世代の情報ネットワーク技術は新たな土壌となり、5Gの開発と試験作業が加速化し、第3段階試験の第1陣規範が公布され、世界統一の5G標準の形成が進んでいる。IPv6の全面的なアップグレード・加速が進み、高速・普及・全カバー・インテリジェント化の次世代インターネットの構築が加速化している。2017年12月時点で、中国のIPv6アドレスの数は2万3430個/32ビットで、年間10.6%増加。中国移動の尚氷会長は、次世代の情報インフラはデジタル中国のインターネット基礎を引き続き強固すると話した。
ニューフェースも新たな原動力に
5月11日、中継サイト「虎牙」が米ニューヨーク証券取引所に上場し注目を集めた。中継業界は近年、デジタル経済の注目点の1つになり、モバイル決済、シェアリングエコノミー、ブロックチェーンなどと同様に、独特な「中国の経験」と「中国モデル」になっている。「Copy To China(中国が模倣)」から「Kaobei From China(中国に習う」に変わり、新技術、新産業、新業態、新モデルが次々と登場し、中国のデジタル経済の持続的発展の原動力になった。
シェアリングエコノミーを例に挙げると、国家発展改革委員会技術司の任志武司長は、「シェアリングエコノミーは中国のイノベーション発展の輝かしい名刺になり、サプライサイド構造性改革の推進、経済モデル転換の促進において重要な役割を担っている」と話した。一方、国家情報センター上席情報師の張新紅氏は、「ニューフェイス」は監督管理に新たな試練を与えたとの見解を示す。中国のデジタル経済の管理は「イノベーション奨励、包容・慎重」「多方面の参与、共同管理」「線形思考、柔軟な均衡」の3大原則を堅守する必要があるという。
また、「ニューフェイス」は中国企業のデジタル経済における成功と世界シェアにおける可能性も広げた。イギリス国際通商省と騰訊はロンドンで先日、双方の優位性を合わせ、世界デジタル文化クリエイティブ産業の発展を推進するという一連の提携計画を発表した。
「中国の経験」と「中国モデル」は世界に根を張り花を咲かせている。中国は『主要20か国デジタル経済発展・協力提議』『“一帯一路”デジタル経済国際協力提議』を提唱した。また、中国のインターネット企業は170以上の国の情報インフラの建設に積極的に参与し、「一帯一路」関連の30以上の国と地域に空間情報サービスを提供している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年5月20日