改革開放から40年、エネルギー生産量は大きく増加したが、経済規模が飛躍的に成長し国民の生活水準も向上したため、中国のエネルギー需要は生産をはるかに上回るペースで成長し、完全に自国のエネルギー供給だけでは賄いきれない状況となった。今日また、開放と協力は世界経済の不可逆的な大きな流れとなっており、中国は当面のエネルギー供給問題を解消するには、自国の発展を目指すとともに、グローバルなエネルギー協力を深化させることが必要となっている。
エネルギー分野の対外協力をどのように深化すべきか?国家能源局国際合作司の関係者は、「我々は自国の発展の需要を踏まえ、エネルギー資源の輸入チャネルを絶えず拡大する必要がある」と指摘。世界的に見て、各国のエネルギー資源の埋蔵量・生産能力・技術・設備などの発展には相互補完性がある。中国の世界各国とのエネルギー協力強化が、互恵協力を実現し、中国エネルギー産業の対外開放は世界経済とエネルギーの発展を後押ししているといえる。
国家能源局国際合作司の関係者によると、中国はエネルギー分野で開放の門戸を閉じることはなく、一段と開放を拡大し、より幅広く、高度に、深く国際エネルギー協力を展開する方針だ。エネルギー取引と投資の利便性向上を後押しし、ビジネス環境を不断に改善、より開放的で安定的かつ持続可能なグローバルなエネルギー市場を構築し、エネルギー生産能力の国際協力を推進する考えだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年5月21日