中国で外資系企業を設立する際の手続きが簡素化され、「ペーパーレス」、「対面無し」、「手数料無し」となる。国務院新聞弁公室が22日開いた国務院の政策に関する定例ブリーフィングで明らかとなった。
中国政府は6月30日から、外資系企業を設立する際の商務部への届出と工商部門への登記を一本化する。手続きの一本化とは、地方の商務部門と市場監督部門の双方の情報システムを連携させて、情報を共有化することを指す。
外資系企業や外国人投資家は、各地方政府の市場監督管理部門のウェブサイト上にある窓口で登記手続きを行い、オンライン上のフォーマットに入力すれば、商務部門への届出と工商部門への登記手続きが完了する。
手続きはすべてペーパーレス化され、対面も不要、手数料もなくなる。従来のように2部門に別々に出向いて手続きする必要がなくなるため、同じ情報を二度書きする情報の重複提供も不要となり、コストも手間暇も省ける。