長江デルタ都市群は全国で真っ先に一体化を実現する可能性がある。「経済参考報」の取材によると、長江デルタ一体化発展に向けた最新の詳細なロードマップ――「長江デルタ一体化発展三年行動計画」の最終案について最後の確認作業が進められており、6月初めに正式に発表される見通しだ。
同計画には、世界クラスの産業クラスターと全国トップクラスの新テクノロジー応用モデル地区の構築、都市間軌道交通と長江デルタ空港群の整備加速、5G協調展開計画の先行試験導入など、多くの内容が盛り込まれている。また、交通・環境保護・科学技術・民生・産業など約10方面63項目について取組のポイントが既に固まっている。
「上海、浙江、江蘇、安徽の三省一市は、経済レベルのバランスがとれており、域内協力も長年の発展を経て良好な基盤が整っている。全国で真っ先に一体化発展を実現する条件が最も整った地域だ」と、長江デルタ地域協力弁公室の関係者は語る。