地域の発展は、産業が要となる。南京大学長江産経研究院の陳柳研究員は「経済参考報」の取材に対して、「長江デルタ地区には良好な産業基盤があり、より質の高い一体化プロセスを推進するなかで、複合効果を発揮し、制度革新を通じて地理的な制限を克服する必要がある。三省一市でより広範に放射状に広がる一体的都市群を形成し、成熟したモデル・明確な分業・深い協力に支えられた産業クラスターを形成する必要がある。
「一体化プロセス進展の核心は、域内の取引コストの引き下げ・域内の資源の自由な流通促進・資源配分の効率向上にある」。上海財経大学城市・区域科学学院の劉乃全教授は、「2~4の世界級産業クラスターを選んでイノベーションプラットフォームを構築し、産業発展の要素資源を集積、地域の産業機能の分業化を進めるべきだ。そうすれば都市群経済のウィンウインが実現され、国際競争力を備えた世界級都市群構築の基盤固めになる」と語る。