仕分けロボットだけではない。宅配便を配送する自動運転車とドローンも展示コーナーに登場した。自動運転車は目的地に合わせて自ら経路を設定し、障害物をよけて進み、コミュニティのエレベーターのバックヤードに入り、エレベーターに乗って、ドア・ツー・ドアの無人スマート配送を実現する。顧客はQRコードをスキャンするだけで荷物の預け入れも受け取りもできるという。コーナーには多くの企業がそれぞれに研究開発したドローンが展示された。ドローンを応用して遠隔地の山間地帯や農村などに荷物を届ける宅配便企業も少なくない。
スマート倉庫の展示コーナーを見ると、従来の「人が商品棚を探し回る」モデルは今や「商品棚が人のところにやってくる」自動化モデルに取って代わられつつある。
ドローンと自動運転車は宅配便産業の作業で実際に使用されるようになってきた。同報告によると、「これまでに中国郵政集団公司の宅配便・物流向け水陸両用ドローン『U650』が湖北省荊門市漳河新区の荊門漳河空港で初テスト飛行に成功し、順豊のドローン配送に対応した10億元(約170億円)規模の基金は資金が基本的に集まった。京東商城は無人倉庫の世界レベルの基準を初公開し、菜鳥網絡科技有限公司は陝西省でドローンによる航空路線を開通し、枝からもいだ果物をわずか10分で倉庫に運び込みフレッシュさを保つことに成功した」という。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年6月1日