中央銀行の金融政策、穏健で中性的に
今年1月以降、調整後の社会融資四半期ベース?9?9年平均成長率は4カ月連続で8−9%の水準に留まっており、短期的な金融条件の引き締めが顕著だ。政策をスムーズに調整できなければ、投資の需要が低迷し、企業の資金繰りも悪化する可能性がある。金融政策は短期的に、より穏健で中性的な方針に戻ると見られる。過度に引き締められた金融条件、そのマクロ情勢への影響により、「レバレッジ比率を引き下げリスクを防止」という長期的な政策目標から離れるばかりだ。
交通銀行金融研究センター首席金融アナリストの鄂永健氏は「このほどドル高が進行し、対米ドルで小幅の元安となっている。しかし人民元有効レートは安定を維持し、ユーロや英ポンドなどに対しては元高となっている。市場のムードが現在、安定していることが分かる」と指摘した。
HSBCが13日に発表した調査結果によると、人民元が特別引出権バスケットに採用され、中国が資本市場の開放を推進するに伴い、世界の外貨準備管理者の人民元への自信が深まっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年6月18日