金融の脱レバレッジ効果が現れる
四川省は金融約束履行リスト企業評価活動を実施し、湖北省は金融分野の違約問題に関する特別管理、金融案件「ハリケーン行動」、「返済延滞」取り締まりを行なった。2017年、各地は金融生態環境の建設に重視。金融の厳格な管理政策のもとで、金融体系内部に脱レバレッジ効果が現れ、金融機関の経営がより安定した。
2017年、東部、中部、西部、東北地区の銀行業総資産の増加幅は前年比でそれぞれ0.4ポイント、5.2ポイント、2.7ポイント、10.4ポイント低下。また、銀行のコンプライアンス経営意識が高まり、経営行為はより理性的になり、東部、中部、東北地区の地方法人銀行機関の自己資本比率はそれぞれ0.3ポイント、2.2ポイント、0.2ポイント上昇した。報告は、「資金が金融体系内部で循環し、多重ネストの状況が大幅に減少し、多くの資金が実体経済に流れた」とした。
また、銀行資産の質の低下圧力も緩和された。2017年末、全国商業銀行の不良債権比率は前年比横ばいの1.74%だった。うち、中部と東部の銀行資産の質は向上し、不良債権比率はそれぞれ0.27ポイントと0.12ポイント低下。潜在的な信用貸付リスク圧力も緩和され、東部、中部、西部の注目類貸付比率はそれぞれ0.89ポイント、1.23ポイント、1.03ポイント低下した。
董登新氏は、金融規範の大背景のもと、脱レバレッジは全業界をカバーし、著しい効果をあげたと話す。銀行内外業務の規範、最近打ち出された資産管理規定など、厳格な監督管理が行われた。2017年の広義マネーサプライ(M2)伸び率が大幅に縮小しタコとも、金融政策が安定し脱レバレッジが進んだためである。