株式発行を通じた資金調達規模も抑えられた。上半期のA株新規上場(IPO)は63社、調達額は計922億8700万元で、それぞれ前年同期に比べ74%減、26%減となった。上半期に発行審査委員会が審査したIPO企業は延べ112件で、うち58社が審査に通り、審査通過率はわずか51.79%にとどまった。IPO件数と審査通過率はここ数年の最低水準となっている。また、上半期のA株市場での第三者割当増資は142件、調達額は計3317億1800万元と、それぞれ2017年上半期の227件、4120億6700万元に比べ37%、19%減少した。
一方、MSCIによるA株市場の採用に伴い、今年上半期には外資がA株へ大規模に流入した。WINDによると、今年の「滬港通(上海・香港株式相互取引)」を通じた純流入額は854億7900万元、深港通(深圳・香港株式相互取引)」の純流入額は747億600万元だった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年7月2日