スペインの『エル・パイス』は7月20日にウェブサイトで、米トランプ大統領が、中国が米中貿易戦争の影響を緩和するために「人民元レートを操作している」との考えを明らかにしたと伝えた。また、トランプ大統領は、指摘の対象をEUにも拡大し、米FRBによる利上げで米国のライバル国が有利になったと批判している。
トランプ大統領は、米メディアの取材に対し、「持続的な米ドル高が米国の競争力を奪っている」と話した。
報道によると、伝統的に米大統領は常に、強い米ドルを守ってきた。トランプ大統領は、米ドルが2018年3月以降上昇していることに愚痴をこぼし、米FRBの政策に不満を示した。
また、取材中及び終了後のツイッターで、EUなどの経済国が金融緩和策を維持し、ユーロなどの通貨安を誘導したため、米ドルが上昇していると指摘した。