有力商品で自信をつける
佳爾霊社のサンプル展示室には、「内聖外王」という字が掛かっている。単氏は「企業は実力をつけ、自社の重要技術と得意分野を持つことで、国際競争で勝ち抜くことができる」と語った。
製造業のリーディングカンパニーである佳爾霊社も、当初は海外製品の技術をコピーした。その後は海外企業に研究開発を委託し、さらに現在は毎年売上の5%以上を科学研究経費に投じ、自主革新の道を歩んでいる。同社は現在、30件以上の国内特許を持つ。
単氏は「当社は高速鉄道の一部部品の国産化に向け研究開発を進めている。例えば高速鉄道のワイパーを制御する部品の研究開発に成功し、2級サプライヤーになった。スマート製造の重要部品に関しては、開発中のバルブターミナルで海外の独占を打破する見通しだ。同技術は新エネ車などの分野で広く活用される」と説明した。
アパレルのような伝統産業であっても、自主革新の能力を高め続けている。愛伊美社はウェアラブルデバイスメーカーと事業提携し、科学技術力の高い機能的な医療品を開発している。印氏は「上着を着るだけで、心拍、脈拍、血圧などのデータをチェックでき、さらに病院とネットでつながる」と述べた。
スマート化改造により、生産効率を高める。印氏は「当社の生産ライン全13本の一部でスマート化を実現し、生産量が10%ほど増えている。従来の方式では1週間かけて作っていた衣料品が、現在は1日で完成し、納期を短縮した」と紹介した。
一部の経営者は「辛い時ほど慌てず、自信を持つことが重要だ。市場の発言権を手にし、市場の競争力を高めるためには、革新と技術が必要だ」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年7月25日