中国の習近平国家主席は25日、南アフリカ・ヨハネスブルグで開催されたBRICSビジネスフォーラムに出席し、「時代の潮流に順応し、共同発展を実現」と題する重要演説を行った。「黄金の都市」で「黄金の10年」の美しい青写真を描いた。
習主席の談話は国際社会の大反響を呼んだ。国際社会は談話が、BRICSの協力の次の「黄金の10年」を切り拓くため中国のプランを打ち出したと判断した。BRICS諸国に率いられ、新興国と発展途上国は世界経済発展及びグローバルガバナンスの変革の促進に向け、新たな動力を注ぐことになるだろう。
習主席は談話の中で「初めの10年で、BRICSの協力は世界経済の安定回復、成長の道への回帰に向け多大な貢献を成し遂げた。国際構造が変化する歴史の歩みの中でBRICSの協力を計画し、世界発展及びBRICS諸国の共同発展という歴史の歩みの中で自国の発展を目指し、黄金の10年の中で新たな飛躍を実現しなければならない」と述べた。
ブラジル中国問題研究所のロニー・リンス所長は「BRICS諸国はグローバルガバナンスの重要な役割になっている。BRICS諸国がより幅広い協力の空間を切り開き、より多くの発展チャンスを創ることに期待する」と話した。
南アフリカの経済学者は「習主席が打ち出したBRICS諸国新産業革命パートナーシップの共同建設、革新・産業化協力促進に関するプランが印象的だった。中国は革新面で豊富な経験を持ち、その他のBRICS諸国も革新を実施する基礎を持つ。BRICS諸国は今後10年間のビジネス発展の高い潜在力を持つ」と指摘した。
リオデジャネイロ州立大学のマウリシオ・サンドロ教授(国際関係)は「BRICSが生命力を持つのは、BRICS諸国間の広範な協力の潜在力による。BRICSの協力は次の黄金の10年を開始している。BRICS諸国は引き続き相互補完で共同発展し、世界経済及び政治構造の健全な発展を促す」と述べた。