新たな情勢を迎え、外資の投資管理体制改革を掘り下げ、外資ルートの利用を拡大し、中国証券市場の健全な発展を促進する。中国商務部が30日に発表した「『外国投資家の上場企業に対する戦略投資管理方法』の改正に関する決定(意見募集稿)」は、外資の上場企業に対する戦略投資の規制の緩和を検討している。管理方法は、外国投資家が戦略投資を通じ取得した上場企業A株は、12カ月内に譲渡できないと規定した。これまでの期間は3年だった。
中国国際経済交流センター経済研究部の劉向東副研究員は、証券日報の記者に「これは中国の自発的な開放拡大の措置の一つだ。経営環境を改善するならば、国内外を同一視し差別してはならない。外国投資家が戦略投資を通じ取得した上場企業A株は12カ月内に譲渡できないと規定されたが、これは上場企業にとって新たなメリットで、外資の投資選択をより便利にした。外資は戦略投資を積極的に展開し、上場企業の持株の多元化を促進できる」と話した。
中国商務部が先ほど発表したデータによると、中国の上半期の外資系企業新規設立数が急増を維持し、実行ベース外資導入額が緩やかに増加した。上半期の全国外資系企業新規設立数は前年同期比96.6%増の2万9591社で、実行ベース外資導入額は1.1%増の4462億9000万元。