蘇寧金融研究院マクロ経済センター主任、高級研究員の黄志龍氏は昨日、証券日報のインタビューに応じた際に「中国の外資導入額の伸び率は近年、大幅に低下している。これは投資・経営コストの急増と、中国の実体経済の投資収益率の低下によるものだ。外資導入の伸び率の低下は、外資が国内での投資で数多くの制限を受けることと関連している。例えばこれまでは、上場企業の株を36カ月内に譲渡できないと規定されていた」と指摘した。
それではこの譲渡の期間が短縮されたことで、外資がより「自由」になり一斉撤退することはあるのだろうか。黄氏は「外資による上場企業への戦略投資の株式譲渡期間が1年に短縮された。これは外資のA株市場投資を強く促進する。特にA株の株価は現在低めとなっており、外資にとってさらに魅力的になる」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年8月2日