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発信時間：2018-08-02 16:17:10 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

　

　中国の習近平国家主席は会議で演説し、世界経済の新旧の原動力転換はまだ完了しておらず､構造的な問題も取り除かれていないと指摘し、次のように訴えた。

 

　「地政学的リスクが高まり、保護主義や一国主義の動きも台頭し、新興国や発展途上国の発展に向けた外部環境に直接影響を及ぼしている。BRICSは貿易投資、財政金融、相互連結などの分野で地域協力を強化する必要がある。国連や20カ国、世界貿易機関（WTO）などの枠組みにおいて、WTO規則に基づく多国間貿易体制を堅持し、貿易と投資の自由化、利便性の向上を促進し、保護主義への反対を旗幟鮮明（きしせんめい）にしなければならない」

 

　議長国を務めた南アのラマポーザ大統領は、「多国間貿易体制が前例のない試練に直面するなか、WTO規則に沿わない一国主義の動きが強まっている。こうした動きは発展途上国に負の影響をもたらしかねないため、BRICS各国は憂慮している」と懸念を示した。その上で、BRICSは世界に極めて大きな影響を及ぼす存在になっており、互いの貿易規模をさらに拡大させて多国間貿易体制を守らなければならないと訴えた。

 

　ロシアのプーチン大統領、インドのモディ首相、ブラジルのテーメル大統領も揃って、多国間貿易体制の維持とBRICS諸国間の協力強化に強い支持を表明した。

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