東北地区の経済が安定回復
東北地区は近年、全国で経済成長率が最も低い地区だった。特に遼寧省はマイナス成長に陥ったことがある。しかしこの状況には今年、変化が生じた。
東北地区の今年上半期の経済成長率は4.7%で、前年同期比と今年第一四半期比でいずれも0.3ポイント増となり、回復の流れを維持した。うち遼寧省は5.6%、吉林省は2.5%、黒竜江省は5.5%。
東北振興に関する「東北地区国有企業改革特別プロジェクトの推進加速の活動案」「東北地区・東部地区の一部の省・直轄市の部門別協力の活動案」など一連の政策は今年、東北経済に新たな活力を注ぎ込んでいる。
各データを見ると、東北3省の経済には各自の見所がある。例えば遼寧省の製造業投資は31.2%増、民間投資は13.5%増となっている。黒竜江省の貿易額は31.1%増で、全国平均を23.2ポイント上回っている。特に対露輸出は62.2%増にのぼる。