統計によると、中国の2017年の情報消費規模は4兆5億元だった。今年上半期は、情報消費が持続的に拡大してアプリケーション・イノベーションと共に盛り上がり、インターネットと関連サービス業が22.8%の増収となった。「インターネット+」は工業、医療、教育などの分野でイノベーションとブレークスルーが相次ぎ、電子商取引、モバイル決済などの業務規模は引き続き世界トップレベルとなっている。
工信部賽廸研究所ソフトウエア所所長の潘文氏は、情報消費を拡大・高度化するために解決すべき問題として、デジタル製品の供給能力と情報技術サービス能力の向上、消費者の情報利用技能の増強を挙げると同時に、情報消費環境を最適化することで消費者に消費の能力、勇気、願望を持たせる必要があると話した。
これについては「行動計画」に構想が示されている。製品供給では、物聯網(IoT、モノのインターネット)、ビッグデータ、クラウドコンピューティング、人工知能などの技術を利用してデジタル製品のスマート化と高度化を進め、携帯電話、パソコン、テレビ、音響など各種端末のミドル・ハイエンド供給体系の質を高める。スマートウエアラブルデバイス、VR(仮想現実)とAR(拡張現実)、4Kデバイス、一般消費者向けドローンなどの製品の研究開発と産業化を進め、4Kテレビの応用と普及を加速する。