投資においても目立つポイントが多い。製造業投資の増加率は4カ月連続で回復し、1-7月は7.3%で前月より0.5ポイント増えた。民間投資は8.8%に2カ月連続で回復。製造業と民間投資の回復は、投資構造が改善し、内生原動力の構造も改善したことを示す。
第三に、就業と物価が安定。国家統計局がまとめた全国都市部失業率によると、7月は5.1%で前月を小幅に上回たが、これには季節的な要因として新卒者が集中的に就業市場へ流れ込んだことが影響した。一方、全国主要就業者層となる25-59歳を対象とした調査によると、失業率は4.4%の低水準を保ち、就業情勢が比較的安定していることが示された。
第四に、成長の新エネルギーによるけん引ぶりが目立つ。工業のうちハイテク製造業、戦略的新興産業はいずれも高い成長率を保ち、製品別で工業ロボット、集積回路、新エネルギー車の新製品生産量の増加率が高かった。サービスでは、戦略性新興サービス業とハイテクサービス業の1-7月売上高が15%前後の増加率を保った。新需要も伸びていて、1-7月のオンライン実物商品販売額は前年同期比29.1%増と、30%に迫る高い増加率となった。