交通が便利になる措置のほか、中央は過去1年で香港・マカオ住民の本土での発展を便利にする政策も講じた。
8月3日、国務院は行政許可の廃止などに関する決定を発表。台湾・香港・マカオ人は本土就業許可が必要なくなる。この情報を知り、本土の大学院に通うマカオ出身の盧震豪さんは非常に喜んだ。
「港珠澳大橋ができて便利になるため、将来は粤港澳大湾区で働きたいと思っている。車で3つの地域を行き来するのが便利になる」と盧震豪さん。さらに、就業許可証を含む政策措置が次々と発表されたことは、マカオ出身の彼にとって発展のチャンスになる。
広東省は「便利湾区」18項目の措置を発表。まず前海、横琴、南沙が香港・マカオ住民の就業許可証を免除する。専門資格の相互承認を推進し、前海と横琴が香港プロジェクト建設モデルを試行。また、全省52校の大学が香港・マカオから学生を募集し、香港・マカオ資本の医療機関は46機関に達する。
香港出身の42歳の李志健さんは2015年に深セン市前海で就職した。就業許可証の廃止から住宅積立金の納付・給付に至るまで市民待遇を受けることができ、彼の本土での生活はより便利になる。彼は先日、深セン市前海エネルギー投資発展有限公司生産サービス部の副部長に就任した。
李志健さんは、「仕事面で発展余地があり、収入が保証され、生活と仕事の環境も良い。前海での生活を続けたい」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年8月17日