業界関係者や専門家たちは、中国がすでにデジタル・エコノミー発展の巨大な市場と分厚い基盤を確立し、将来的な発展の潜在力が非常に大きいとみている。今年に入って発改委など政府関連部門も、デジタル・エコノミーの発展を継続的に後押しし、インターネットと実体経済の融合を進めており、新業態とニューリテールは急成長が続き、経済発展の重要な構成要素になった。
発改委副秘書長の任志武氏は、中国のイノベーション生態が持続的に合理化され、新たな成長エネルギー育成制度の構築が強化されており、特に「放管服(行政のスリム化と権限委譲、監督管理能力の強化と権限委譲、行政サービスの最適化)」改革を通じてビジネス環境が良化したことが、「大衆創業・万衆創新(国民の創業とイノベーションの推進)」を実現し、社会全体のイノベーション活力を喚起していると説明。新技術、新産業、新業態、新モデルの発展につながる管理方式が次第に形成され、新たな成長ポイントが絶え間なく出てきていると話した。
専門家は、中国のネットワーク設備の高度化、業界規模の拡大、資本市場の強化、新業態とビジネス環境の改善に伴い、中国のデジタル・エコノミーが急成長のトレンドを保っていると分析する。現在、インターネットと実体経済、特に伝統製造業との協調的発展は初期段階にあり、インタネット企業がプラットフォーム、人材、技術、立地の優位性を十分に発揮し、融合応用を手がかりに生産分野の開拓を加速すれば、伝統産業のモデル転換・高度化が進む見通しだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年9月24日