「金の9月、銀の10月」は再来ならず
克爾瑞地産研究センターのデータによると、重点29都市の分譲住宅の供給量は9月に、前月比6%増・前年同月比12%増の2949万平方メートルとなった。全体的に見ると、1級都市では供給が加速しており、不動産会社による「金の9月、銀の10月」の販売意欲が強く、供給量が徐々に拡大している。10月も微増の流れを維持する見通しだ。2・3級都市の供給も安定成長しており、前月比14%増、前年同月比4%増となった。
しかし販売意欲の高まりとは裏腹に、全体的な成約件数は振るわない。中国指数研究院のデータによると、9月に観測した主要都市成約面積は前月比7.29%減となり、6割以上の都市が前月比で減少し、前年同月比で0.52%減となった。都市別に見ると、1級都市の成約件数は安定増となり、成約面積は前月比6.78%増、前年同月比37.68%増となった。二級都市は前月比5.8%減、前年同月比1.61%減。3級都市は前月比25.16%減、前年同月比25.33%減。
調整深化が続く
恒天財富の研究報告書は、各都市の調整策は今後、次のすう勢を示すと分析した。(1)購入制限、ローン制限、投機的な需要の引き締めが続く。(2)正確な人材政策で、都市発展を計画する。(3)各部門が協力し、不動産販売の乱れを正し、確かな需要を持つ消費者の購入の需要を確保する。(4)人気都市の各種供給主体を増やし、不動産の長期的かつ効果的なメカニズムの構築を加速する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年10月7日