中国物流購買連合会の発表によると、2018年9月の中国物流業景気指数は53.1で、前月に比べ2.4ポイント回復した。中国在庫指数は51.8と、前月より1.7ポイント上がった。
中国物流情報センター主任の何輝氏は、9月の物流業景気指数がここ数カ月では比較的高い水準まで上がり、3カ月続いた下落トレンドが転換したと分析。需給、収益、先行き見通しが好転する傾向をみせたと説明し、具体的には以下の3点を挙げている。
一、「金九銀十(9月と10月の繁忙期)」や中秋節と国慶節の伝統的な繁忙期を迎え、消費分野の物流需要が急速に伸び、新規受注指数や在庫回転指数が大幅に回復した。二、企業の収益が好転し、成長の原動力が増強されたことで、価格指数、利益指数、資金利用率指数がそれぞれ3-5ポイント回復した。三、ビジネス環境の改善により企業家の信頼感が大きく向上したことで、市場期待が一層安定し、業務活動期待指数と投資完成額指数がそれぞれ1ポイント、3ポイント上昇した。