スペインの『EFE通信』は11月29日、ポルトガルのアントニオ・コスタ首相が「ポルトガルは来週、シーネス港が『一帯一路』構想に加入するための覚書を締結する」意向を示したと報じた。
コスタ首相は、ポルトガルがコスタ港を「一帯一路」構想の「重要な構成部分」にする意向を示した。この深水港は、豊富な貨物取扱量、恵まれた地理的条件を持ち、大西洋航路、地中海航路、ケープタウン航路の船舶にサービスを提供している。
同首相は、リスボンの南約160kmにあるシーネス港が、海上航路の重要なインフラとつながれば、「欧州とアジアの関係を発展させる重要な役割を発揮できると思う」と話した。
報道によると、「一帯一路」構想はインフラ計画として、中国とアジア諸国、世界の他大陸をつなぐことを目指しているが、EUをポルトガルを中心とする支持国と、フランスやドイツを中心とする懐疑国という2つの派閥に分けた。