イタリア港湾協会のジーノ・ダゴスティーノ理事長は、中国の提唱する「一帯一路」構想は極めて先見性に富むものだと評価。「この5年間で我々は「一帯一路」が挙げた著しい成果を目の当たりにしてきた。世界中の港や空港、鉄道が密接に繋がり、南アジアや東南アジア、多くの欧州諸国がそこから利益を受けてきた。欧州諸国は単に物流面だけで一帯一路を評価してはならない。一帯一路が内包するものをしっかりと理解し、その中から協力の機会を継続的に探っていくべきだ。この提唱は経済協力だけでなく、人的文化的交流を含むものでもある」と述べた。
イタリアのシンクタンク、ヨーロピアン・ハウス・アンブロセッティのバレリオ・デ・モッリ氏は、2017年に中国からEUへの直接投資(FDI)は297億ユーロに達したと説明。中国は欧州の国々が関心と期待を寄せる協力パートナーとなり、開放された中国は欧州に発展の機会をもたらしたとして、「欧州と中国は一段の協力強化を図るべきで、双方とも自身の発展戦略を十分に突き合わせ、相互利益を実現すべきだ」との見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年12月7日