新ダイヤの実施で全国鉄道主要貨物輸送能力が拡充し、路線網全体の運行効率が上れば、交通輸送構造の調整、鉄道貨物輸送量の増加、青空防衛線(大気汚染対策)の後押しにつながる。「六線六区域(六線:大秦線、張唐線、瓦日線、侯月線、西合線、蘭渝線。六区域:山西、陕西、蒙西、新疆、沿海、沿江)」貨物輸送増量戦略が引き続き進められ、唐山、天津、董家口など環渤海湾港湾貨物輸送の集散能力が大幅に向上する見通しだ。
運行本数は、唐山-呼和浩鉄道石炭万吨列車が現在の25本から28本に増え、唐山-曹妃甸鉄道の疏港鉱石運行線が25本、天津港の疏港鉱石運行線が50本、青島-日照鉄道の疏港鉱石運行線が30本となる。潜在力の掘り起こしと効率の向上により、陕西の石炭輸送能力が向上し、西安-平涼鉄道、包頭-西安鉄道の貨物輸送列車が10本増え、蘭新鉄道の新疆産石炭輸送列車も10本増となる。「一帯一路」建設と国際貿易需要に寄与する中欧班列の運行本数はダイヤ改正前の65本から68本に、中亜班列は30本から33本に増える。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年12月10日