スウェーデンのシンクタンク「ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)」は10日、世界の武器取引トップ10を発表し、ランクインした軍需企業の2017年の武器販売・サービスの総売上高は3980億ドルとなった。うち、米国企業の売上高は最大で、半分を占める。ロシアはイギリスを上回り2位につけた。
SIPRIの報告によると、世界の武器取引トップ10の2017年の武器販売・サービスの総売上高は前年比2.5%増加し、3年連続の増加となった。
米国から42社がランクインし、売上高は2260億ドルで前年比2%増、世界の約57%を占める。SIPRIは、米国防省の持続的な調達が米国の軍需取引を押し上げたと見ている。
米ロッキード・マーティンは世界最大の軍需企業で、2017年の売上高は449億ドル、前年比8%増を実現。