ロシアメディアは12月9日、「馬雲氏が中国共産党員なのは何を意味するのか?」というタイトルのアレクサンダー・ストニコフ氏が書いた記事で、米CNBCが中国の大手電子商取引企業である阿里巴巴の創業者、馬雲氏が中国共産党に加入していると報じたと伝えた。
記事によると、中国公式メディアが11月末に発表した「改革開放に多大な貢献を果たした表彰対象に関する告示」で、馬雲氏が中国共産党員であることが明らかにされている。
CNBCは、中国メディアの馬雲氏に関するすべての報道を余すところなく追跡し、ソーシャルネットワーク上に馬雲氏が流した大学同窓生との思い出の記述をみつけ出した。そこには、「私たちは皆、2年生か3年生で入党した。入党には成績の良さだけでなく、正直な人柄で、組織能力があり、熱意と理想主義を備えている選りすぐりの人物であることが必要だった」と書かれている。
記事は、共産党員の馬雲氏が現在中国で最も成功し、最も勢いのある企業家と紹介。資産調査会社Wealth-Xのデータによると、世界には資産10億米ドルを超える富豪が3千人近くおり、うち米国市民が680人で、中国出身者は338人に上る。UBSは、中国の資産形成速度について、2017年は毎週2人の億万長者が新たに誕生したとダイレクトに表現した。湖潤研究院は、中国の億万長者が819人に上り、すでに米国を上回ったとしている。