興味深いのは、富める者がますます富み、貧しい者がますます貧しくなる現在の資本主義(米国モデル)のやり方が、中国には全く馴染まない点だ。改革開放の開始以降、中国ではすでに7億人超が貧困から脱却した。
中国は、現代社会主義が経済と科学の実力を大幅に向上させ、イノベーション型国家の最前列に押し上げた上に、法治国家、法治政府、法治社会をつくりあげたとの見解を示す。これだけで中国は、国家ガバナンス体系とガバナンス能力の現代化を実現し、総合国力と国際影響力がトップレベルの国になった。言い換えると、国民生活がいっそう豊かになり、都市と農村の発展格差と生活水準が大きく縮小した上、基本的公共サービスの均等化を実現し、生態環境が好転した。
また、世界銀行も、中国が経済の急成長と貧困脱却において「歴史上前例のない成果」を上げたを認めている。当時の国際スタンダードを適用すると、1981年時点で中国の貧困率は63%の高水準に達していた。2018年には、中国の人口13億7千万人のうち貧困者が3000万人以下に減り、全体の2%に満たない水準となった。
盖洛普諮訊公司の単独研究結果も世界銀行の結論を証明している。中国の貧困率は、2007年の26%から2012年の7%に低下し、今も下がり続けている。中国政府は2020年に、貧困という社会現象を抜本的に解消する見通しだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年12月16日