実地調査の高い実績は、チリ政府が比亜迪へバスの追加発注を行うカギとなった。ENELラテンアメリカCEOのシモーネ・トリペッピ氏は、「バス100台の納車は、チリにとって、非常に重要な出来事だ。当社は、比亜迪がチリ政府と共に公共交通電動化の夢を実現したことを非常に喜んでおり、ラテンアメリカの他国もチリのようにこのような実績を上げてほしい」と話す。
チリのほかにブラジル、メキシコ、ペルーなどのラテンアメリカ国家も、電動自動車の普及に取り組んでいる。ENELグローバルデジタルモバイル主管のアルベルト・ピグリア氏は『ロイター』に対し、比亜迪と同社がブラジル、ペルー、コロンビアの政府や民間企業と交渉を進めており、同じタイプの電動バスの提供を試みていることを明らかにした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年12月18日