中国国家発展改革委員会(発改委)はこのほど「自動車産業投資管理規定」を2019年1月10日より施行すると発表した。中国が長年に渡り実施してきた自動車投資プロジェクトの審査事項を廃止し、全てを地方政府による登録管理に移行、自動車産業の投資管理改革をめぐる新たなブレークスルーを推し進める考えだ。
発改委関係者によると、中国政府は自動車産業を高度に重視しており、一連の産業発展促進措置と投資に関するルール整備を進めてきた。1994年には、中国の自動車産業を国民経済の基幹産業とするために「自動車工業産業政策」が施行された。2004年には、「自動車産業発展政策」が発表され、自動車投資プロジェクトの管理要件が明示された。
近年、自動車産業の健全な発展の推進をめぐり、複数の政策が相次いで発表された。2015年6月、発改委は「新規純電気乗用車企業管理規定」を発表し、新規純電気乗用車企業の投資プロジェクトと生産事業への参入についてルール整備と管理を進める方針を示した。