注目点は、中国のクロスボーダー電子商取引小売輸入監督管理の過渡期政策がすでに、2016年と2017年の2度にわたり延長されていることだ。「中国の電子商取引輸入発展の流れを整理するなら、2018年は間違いなく重要な意義を持つ1年と言える」。業界関係者は記者に、その象徴として新政策の発表を挙げ、中国のクロスボーダー電子商取引小売輸入が「過渡期後の時代」に正式に入ることになると説明した。クロスボーダー電子商取引の監督管理をめぐってはこれまで多くの論争があったが、新政策はクロスボーダー電子商取引監督管理を一般貿易に区別するもので、ある意味では「鶴の一声」の効果が見込まれる。
中国商務部研究院電子商取引研究所副研究員の洪勇氏は、『経済参考報』記者の取材に対し、2019年からクロスボーダー電子商取引小売輸入リストに新たに63品目が加わり、1回当たり取引限度額と年間取引限度額が引き上げられる上、「今後は所得向上に応じて調整する」こととなるため、いずれも電子商取引業にとって非常に大きな発展の余地をもたらすと説明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年12月20日