年末年始を迎えるなか、グローバル投資機関は相次いで、中国経済の先行きを引き続き有望視する見方を示している。
新興市場と中国資本市場にとって2018年は厳しい試練の1年となったが、年末時点のデータと見通し予測は、投資家が中国経済の先行きを引き続き有望視していることを示し、中国資産に対する見方は、短期的な変動から過度の打撃を受けていない。海外投資機関は投資展望のなかで、中国経済への好意的な見方を維持している。
スタンダードチャータード銀行は、中国経済のモデル転換について、経済全体の15.7%を占めるニューエコノミー分野が注目されており、経済構造調整の受益者になるとの見方を示した。ニューエコノミー分野以外にも、消費高度化が小売貿易、不動産、医療・保健、商業保険など20産業・分野に発展のチャンスをもたらすほか、産業高度化がコンピューター、電子製品、コンピュータープログラミング・IT、教育、電子機器など20産業・分野の発展に恩恵を及ぼすと予想。中国が今後、これらの産業の効率を先進国水準まで上げ、他の経済分野の規模が変わらなければ、中国経済の規模が30%以上拡大すると分析した。また、上記の産業は、中国経済成長の主要な原動力と基盤にもなるとみている。