先般ナイジェリアの首都アブシャで開催された西アフリカ諸国経済協力体(ECOWAS)首脳会議で中国の構想が明らかにされ、アフリカのクリーンエネルギー開発や電力不足という難題の解決に期待が高まった。
中国は2015年、「グローバルエネルギーネットワークを構築する」構想を打ち出した。グローバルエネルギーネットワークとは、超高圧電力ネットワークを中核的なフレーム、かつグローバルに相互接続する強大なスマート電力ネットワークとして、クリーンエネルギーの世界的な大規模開発、配置、利用を図るプラットフォームを指す。
今回のサミットの議題の一つとして、ECOWAS委員会、自然エネルギー財団(GEIDCO)、ギニア政府は同日に共同でエネルギーネットワークの持続可能な発展ハイレベル会議を開き、グローバルエネルギーネットワーク構想が西アフリカ各国の経済・社会とエネルギー・電力の持続可能な協調発展を促進する可能性を模索した。
GEIDCO会長の劉振亜氏は同会議で、各国首脳とハイレベル官僚に対し、西アフリカ地域のエネルギーネットワーク計画と「電-鉱-冶-工-貿」連動発展の構想を紹介した。