中国証券監督管理委員会(証監会)の閻慶民副主席はこのほど、「証監会にとっての最重要課題は、上海証券取引所にユニコーン企業向けの新市場「科創板」を創設し、登録制を早急に実施することだ」と指摘。発行、上場、情報開示、取引、上場廃止、投資家適正管理などの基本制度改革を推進する方針を示した。
同時に、「創業板」とベンチャー企業向けの店頭市場「新三板」の改革を本格化し、資金調達制度の最適化を進めるほか、市場化された合併・買収・再編の改革深化により、上場企業の質を高め、科学技術イノベーションと質の高い経済発展に一層貢献する考えを示した。
閻副主席は、証監会の党委員会は先月開かれた中央経済工作会議の精神を徹底し、「規範的で透明性の高い、開かれた活力のある、靱性(レジリエンス)の高い資本市場づくり」という方針に基づき、固い決意と大きな勇気をもって資本市場の改革開放を推進すると強調した。