中国の対外開放加速、資本市場の国際化が一段と進展

中国の対外開放加速、資本市場の国際化が一段と進展。

タグ:中国市場開放

発信時間:2019-01-22 17:14:52 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 新しい年が始まり、中国で資本市場の対外開放をめぐり新たな措置が相次いで打ち出されている。


 中国国家外貨管理局は14日、適格外国機関投資家(QFII)の投資枠を1500億米ドルから3000億米ドルに引き上げ、海外投資家による中国資本市場への投資チャネルを一段と拡大すると発表した。


 中国人民銀行(中央銀行)の潘功勝・副総裁は17日の中国債券市場国際フォーラムで、「海外投資家の中国債券市場での投資の利便性を向上させるために、監督管理部門は市場参入規制の緩和、投資家の範囲拡大、投資枠の制限撤廃、リスクヘッジのツール拡充、投資チャネルの拡大に持続的に取り組んでいる。関連部門は今後について、国際経験を参考に、『債券通』(ボンドコネクト)を基礎として、中国国内の信託管理制度の形成を促し、マーケットメイク制度を整備、信用格付業界の開放を一段と進め、債券の中央保管振替機関の相互接続を推進、債券買戻し売買取引の自由化など、債券市場の対外開放推進を加速する」と述べた。


 中国証券監督管理委員会(証監会)は先ごろ、「2019年は資本市場の対外開放レベルを一段と引き上げ、国際的競争力を備えた総合的投資銀行の設立を加速、滬港通・深港通制度を改善し、商品先物取引対象品種の範囲拡大を順次進めていく必要がある」と明らかにした。証監会は、外資が経営に参画する証券会社・ファンド会社・先物会社の審査ペースを加速する方針だ。UBS証券が、外資が初めて主要株主となる証券会社となったことを踏まえ、米国や日本、欧州資本の大型国際投資銀行数社が持株比率51%への引き上げを申請している。数社は既に意志を固めており、政府の許可が下りれば100%出資を申請する予定で、証監会もこれを強力にサポートするとしている。

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